不利なレーンとは
レーンで不利になる形には、大きく2つあります。
| 不利の形 | 例 |
|---|---|
| 最初から不利 | 相手の方がポークが強い、近距離でも勝てない組み合わせ |
| 途中で不利になった | 先にデスした、HP やソウルで大きく差をつけられた |
この記事では、次の順で両方を扱います。
- 最初から不利なレーンで耐える:目標の決め方、アイテム、立ち位置、タワーの守り方
- 守りながら稼ぐ:押されていても、どこかで勝つ
- レーンに残るかロームするか:残っても何も変わらないなら、別の場所で時間を使う
不利なレーンは、どれだけ上手くても一定の割合で必ず来ます。
大事なのは、不利なレーンで余計に負けないことです。レーンに勝てなくても、負けを小さく抑えられれば、ミッドゲームで十分に取り返せます。
最初に目標を決める
不利なレーンでも、レーンの最初にこのレーンで何を目指すかを決めます。目標は次の3つのどれかです。
| 目標 | 向いている状況 | やること |
|---|---|---|
| 膠着させる | 相手の方が強いが、タワー下なら耐えられる | タワー下で戦い、タワーと自陣のジャングルを守る |
| ソウルを最大化する | 戦っても勝てないが、ウェーブ処理は速い | ウェーブを処理したら、ボックスやジャングルを回ってソウルを稼ぐ |
| 負けを最小限にする | 何をしてもタワーを守りきれない | デスを避け、タワーをできるだけ遅く折らせる |
たとえば、Abrams と Rem のペアが、Apollo と Venator のペアと当たったとします。
相手はどちらもレーン戦が強く、こちらのタワーを削るのが得意です。Abrams と Rem は、遠くから撃ち合っても勝てません。
このレーンで相手のタワーを折るのはほぼ無理なので、目標は次の3つになります。
- タワーの下で戦う
- レーンを膠着させる
- 自陣のジャングルを確保する
目標を決めたら、相方にも「このレーンはきついから耐えよう」と伝えておきましょう。
「負けを最小限にする」しかないレーンでは、レーンに残り続けるより、早めにほかのレーンへロームして得をする方がよいこともあります。その判断は後半の「レーンに残るかロームするか」で解説します。
目標に合ったアイテムを買う
アイテムも目標に合わせて選びます。
| 目標 | アイテムの例 | 理由 |
|---|---|---|
| レーンに張り付いて耐える | Restorative Shot、Extra Regen | ポークを受けても回復しながらレーンに残れる |
| ウェーブを素早く処理する | Monster Rounds | タワー下でウェーブを早く消し、タワーを守れる |
| 倒されにくくする | Extra Stamina、Extra Health | 相手の CC や仕掛けから逃げやすくなる |
ポークが強い相手とのレーンでは、Restorative Shot も良い選択になります。
レーンにずっと張り付いてポークを受け続けることになるので、戦闘時でも回復できるアイテムが役に立ちます。
逆に、ウェーブを処理してすぐボックスに回るつもりなら、回復よりウェーブを早く消せるアイテムの方が向いています。
レーンに張り付くのか、ウェーブを処理して離れるのかを先に決めておくと、アイテムで迷わなくなります。
決めた目標を自分で破らない
不利なレーンで一番多い失敗は、決めた目標に合わない動きをして、自分から負けを広げることです。
相手の得意な場所に入らない
相手の方がポークが強いなら、基本的に橋を越えて前に出てはいけません。
橋の先は開けていて、ポークの得意な相手にとっては一方的に撃てる場所です。そこへ入って HP を削られれば、膠着させるという目標を自分で壊すことになります。
立ち位置は次のように考えましょう。
- 射線を切る:柱や壁を使い、相手から見えない位置に立つ
- 三人称視点で覗いてウェーブを撃つ:カメラはキャラクターの右側にあるので、壁の右側から体を出さずにウェーブを撃てる
- 自分が強い側で戦う:近距離で強いなら、ベールのある側の近い角度で戦う
アビリティを使ったら下がる
アビリティを使った後は、クールダウンが戻るまで弱い時間です。
アビリティを使ったら、すぐに下がりましょう。
たとえば Rem が Tag Along を使った後、そのままレーンに残ってミニオンを殴っていたとします。
相手から見れば、Tag Along がない Rem は簡単に削れる相手です。
- Tag Along がない間に削られて、HP が半分になる
- HP もアビリティもないので、次のウェーブを押し返せない
- ウェーブがタワーに当たり続け、1本目のタワーを失う
1回の判断ミスが、そのままタワーまでつながってしまいます。
アビリティを使う前に、使った後どう動くかを考えておきましょう。適当に歩いていると、レーンが上手い相手には必ず罰を受けます。
タワーを守る
ウェーブは早めに処理する
タワーを守るために、多少ダメージを受けてでもウェーブを早めに処理しましょう。
HP は回復できますが、タワーの HP は回復しません。相手のミニオンが満タンのままタワーに当たり続けると、タワーは一気に削られます。
レーニングガイドで「ヘルスはリソース」と解説したとおり、何かを得るために HP を使うのは正しい判断です。不利なレーンでは、タワーを守るために HP を使うと考えましょう。
タワーを削られて焦らない
ウェーブを放っておいてタワーを大きく削られると、「このままではタワーを折られる」と焦ってしまいます。
その焦りから、勝てない相手に無理に仕掛けて倒されるのが、不利なレーンで一番よくある負け方です。
焦って仕掛けるくらいなら、その前にウェーブを処理しておく。これだけで、無理な仕掛けをする場面はかなり減ります。
相手のミスは逃さない
不利なレーンでも、相手がミスをすればチャンスはあります。
たとえば、相手が前に出すぎて Abrams の Shoulder Charge で壁に押し付けられる位置に来たら、それはこのレーンで数少ない勝ち筋です。
自分からは無理に仕掛けず、相手が前に出すぎたときだけ確実に罰を与える。
これで HP の有利を作れれば、しばらくはタワーを守りやすくなります。
相方と動きをそろえる
不利なレーンでは、2人の動きがばらばらになると簡単に倒されます。
- 相方がジャングル・ボックスに行っている間は、1人で前に出ない:その間はタワーの近くで、ウェーブの処理だけをする
- ウェーブがタワーに来ているときは、2人ともタワーの近くにいる:1人だけ前に出ていると、相手に狙われる
- 仕掛けるときは2人で:1人だけで仕掛けても、ポークで削られて終わる
HP が少なくなったら迷わず帰る
HP がほとんどなくなったら、迷わずベースに帰りましょう。
試合開始から6分経てばジップラインブーストも使えるので、すぐにレーンへ戻れます。
HP が少ないままレーンに残っても、相手に倒されてソウルを渡すだけです。
ベースで回復して戻れば、今度はこちらが HP で有利になります。タワーを折られてしまっても、HP の有利があれば戻ったときの戦いに勝てることもあります。
ベースに帰る以外の回復手段(Healing Snack や回復アイテムなど)は、レーニングガイド の「劣勢時」で紹介しています。
守るなら稼ぐ:せめてどれかで勝つ
レーンの勝ち方 で解説したとおり、レーンの有利にはウルト・ソウル・アイテム・HP・ジップラインブーストの5種類があります。
5つすべてで負けたまま、レーンを取り返すことはできません。押されているときこそ、「せめてどれかで勝つ」ことを考えましょう。
- 相手の HP を削って、ボックスやジャングルを取りに行かせない
- 守りながら、ボックスやジャングルでソウルを稼ぐ
- 別のレーンにガンクに行って、ソウルを取り返す
特に、守っているのにソウルを稼いでいない状態は、ただ負けているのと同じです。
敵がタワーを攻めている間は、敵はジャングルを取れません。守る側はその時間を使って、ボックスやジャングルで稼ぎましょう。
レーンに残るかロームするか:時間もリソース
レーンに残って何か変わるか
試合で使えるリソースは、大きく分けて2つあります。
- ヒーローの強さ:ソウル、アイテム、アビリティ、クールダウン
- 時間
レーンで負けてヒーローの強さで勝てなくなっても、時間はまだ残っています。マップ上にいる限り、その時間で何かができます。
レーンに立ってゆっくり負けるより、別の場所で時間を使う方が得です。
ほかのレーンにガンクに行ってキルを取れば、自分はキルのソウルを、レーンに残った相方は1人でウェーブのソウルをもらえます。
ロームしてよいかの判断
ロームに出るかどうかは、次の2つで判断します。
- 相方は1人で死なずにいられるか
- 相手の2人に、すばやくタワーを折る力があるか
相手のヒーローがタワーへのダメージを出せない組み合わせなら、ロームに出ても失うものはほとんどありません。
タワーが折られそうでも、どうせ守りきれないなら、早めにほかのレーンへロームして得をする方がましです。
逆にレーンに一人で残るときはタワーを無理に守ろうとせず、安全にファームすることを心がけましょう。
無理にタワーを守ろうとしなければ、タワーを失ってもソウルは確保できます。
1人で残る側は無理に守らない
相方がロームに出てレーンに1人で残るときは、タワーを無理に守ろうとせず、安全にファームすることを心がけましょう。
無理にタワーを守ろうとしなければ、タワーを失ってもソウルは確保できます。
ロームする側は、相方に「タワーは渡していいから死なないで」と伝えておくと、2人の動きがそろいます。
まとめ:不利なレーンのチェックリスト
レーンの最初に
- 相手の方が強い組み合わせなら、膠着させる・ソウルを最大化する・負けを最小限にするのどれを目指すか決める
- 目標に合ったアイテムを選ぶ(ポークが強い相手なら Restorative Shot など)
- 相方にも「耐えよう」と伝える
レーンの最中に
- 相手の得意な場所(ポークが強い相手なら橋の先)に入らない
- 射線を切り、三人称視点で覗いてウェーブを撃つ
- アビリティを使ったら下がる
- 多少ダメージを受けても、ウェーブを早めに処理してタワーを守る
- 自分からは仕掛けず、相手が前に出すぎたときだけ罰を与える
- 相方がボックスに行っている間は、1人で前に出ない
- HP が少なくなったら、迷わずベースに帰る
押されているとき
- 5つの有利のすべてで負けていないか確認し、せめてどれかで勝つ
- 守るなら、その時間でボックスやジャングルを稼ぐ
- 残っても何も変わらないなら、相方に伝えてガンクに行く
- 1人で残る側は、タワーより自分の命とソウルを優先する
不利なレーンで目指すのは、レーンに勝つことではなく、負けを小さく抑えてミッドゲームにつなぐことです。